ハイラックス目



            姿、形は一見ウサギやテンジクネズミに似ているが、蹄に似た扁爪(ひらづめ)がある足、
            ゾウに似た前足の骨、ウマに似た胃の構造、サイやカバに似た臼歯など、様々な動物に似た
            体の特徴をもち、遺伝的には原始的な有蹄類に近いことがわかっている。
            昼行性で、独特な様々な鳴き声でとてもよく鳴く。単独か群れで生活する。
            他の哺乳類に比べて体温調節機能が低いため、爬虫類のように1箇所に集まったり日光浴を
            することで体を温めたり、日陰で体を冷やしたりしている。
            3つの部屋にわかれた胃にいる微生物が、植物のセルロースを分解しているので、ハイラックスは
            様々な植物を食べることができる。また、腎臓が効率的に働くため、水は少ししか必要としない。
            足の裏には、腺から出る分泌液で常に湿っている柔らかい肉球があり、これにより岩場の
            露出部や樹上で暮らすことができる。


                                             ★ : 国内動物園(水族館) 飼育動物

種 ( 動物名 )
ハイラックス ハイラックス ケープハイラックス
(イワダヌキ)
サハラハイラックス
アビシニアハイラックス
カオコベルトハイラックス
イワハイラックス キボシイワハイラックス
キノボリハイラックス ニシキノボリハイラックス
ヒガシキノボリハイラックス
ミナミキノボリハイラックス



                 参考図書 : 日本動物園水族館協会(JAZA動物電子図鑑)


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